収入差・価値観のズレ…それでも私たちが気まずくならない理由|年下彼との同棲で見えた“対等”のつくり方
「収入差」はもともと分かっていた

出会った頃から、彼の収入が私より少ないことは分かっていました。
彼自身も、そこを隠そうとするようなタイプではなくて、
「これくらいしか稼げてないんだよね」なんて、さらっと話してくれていました。
私の方は、当時から安定した仕事に就いていて、貯金もそれなりにありました。
でも、だからといって彼に対して“上から目線”になりたい気持ちなんてなかったし、
収入差がある=どちらかが偉い、なんて考え方はもともと持っていませんでした。
むしろ、「収入に差があること」をお互いが必要以上に気にしないままでいられたことが、この関係が続いてきた理由のひとつかもしれません。
“プライド”よりも、お互いが居心地よくいられること
彼は、いわゆる「男のプライド」が強いタイプではありません。
だからといって、頼られっぱなしになりたいわけでもなくて、
自然と「できることはする」「無理なときは無理と言う」——そんなスタンスでいてくれる人です。
私も、彼より収入が多いからといって、家計を多く負担したいとは思っていませんでした。
そもそも彼自身、私のお財布に甘えるようなことはしてこないので、外食も基本は割り勘です。
特別な日にはプレゼントを買ったり、私の方が多く払うこともあるけれど、
それは“してあげたいからする”だけで、見返りを求めるようなものではありません。
“収入差”という「数字の違い」よりも、お互いが心地よくいられるやり方を選ぶことの方が、ずっと大事だと思っています。
“してあげた感”を持たない。自然体のままでいられること
私たちは、基本的に外食も割り勘。
むしろ、彼の方が多めに出してくれることもあります。
だからといって、私は「ラッキー」と思って終わることはしないです。
ちゃんと「ありがとう」と伝えるし、私からプレゼントを買ったり、別のかたちで返すこともあります。
お金って、金額だけを見るとどうしても「損した/得した」の感覚になりやすいけれど、私たちの間では、そこが“してあげた感”にならないのが、ありがたいなと思っています。
「支払った金額」でどちらかが偉くなるような空気はなく、お互いが自然にできることをして、できないときは素直に伝える。
そんなやりとりが、私たちには合っていたんだと思います。
お金の使い方、ちょっと違う。でもだから面白い

私自身は、「ある程度の貯金が残っていればOK」くらいの感覚で、欲しいものがあれば割とすぐ買うタイプです。
適度な節約はしますが、気分やタイミングで“今これが欲しい!”と思ったら、あまり迷いません。
一方の彼は、お金がたくさんあるわけではないけれど、
「自分がいいと思ったもの・納得できるもの」にはしっかりお金を使う人。
それがブランドの服だったり、自分の収入に見合っていないように見える物でも、本人が「これには価値がある」と思えば、ちゃんとお金を出します。
逆に、興味がないものや無駄だと思うことには一切払わない、ある意味とても合理的なタイプです。
お互いの価値観は完全に一致しているわけではないけれど、合理的な彼の買い物の仕方は参考になる部分もあって面白いです。
大事なのは、価値観が違っても否定しないこと。
そして、ズレがあったときに「私はこう思う」「それいいね」と話し合えること。
完璧に同じでなくても、一緒に暮らしていける。
それを実感できたのも、この“お金の価値観”の違いがあったからかもしれません。
【まとめ】“違う”からこそ、お互いの価値観に気づける
お金の使い方は、人それぞれ。
「なんでそんなものに?」と思うこともあるけど、相手にとってはちゃんと意味があることだったりします。
私たちは、似ていないところがあるからこそ、
「あ、そんな考え方もあるんだ」と気づけることが多いです。
大事なのは、価値観の“正しさ”を競うことじゃなくて、違いを受け止めながら、どう一緒に暮らしていくかを考えること。
これからも、「ちょっと違うけど、なんか合うね」と笑い合いながら、2人らしいやり方を見つけていけたらいいなと思っています。
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筆者プロフィール
しろぷー │ 20代年下貯金ナシ彼氏と結婚した貯金アリ30代
いまは少しずつ借金を返済してもらっています!
不安もあるけど、「それでもこの人がいい」と思えた気持ちを大切に、日々のことを綴っています。
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