お金を“貸す”と決めた日。不安とモヤモヤと、信じる気持ち — 結婚前、年下彼氏の借金をどう受け止めたか —

結婚とお金のリアル

【金額は少なかった】でも「なんで親に頼らないの?」というモヤモヤ

彼に借金があると聞いたとき、正直なところ、「え、それだけ?」というのが第一印象でした。

金額としては数十万円で、自分の貯金の範囲でカバーできる程度

だからこそ、「じゃあ私が立て替えようか?」と提案するまでに時間はかかりませんでした。

でも、すぐに貸すと決めた一方で、心の中には小さなモヤモヤが残っていました。

それは――

「なんで親に頼らないんだろう?」ということ。

家族のトラブルが原因とは聞いていたけど、話を聞く限り、彼の実家は一般的な家庭よりも少し裕福そうで、両親とも良好な関係ということもあり、親に頭を下げればどうにかなるんじゃ…? という気持ちが、どうしても頭から離れませんでした。

思い切ってそのまま彼に聞いてみたところ、返ってきた言葉は、

「親には頼りたくない」でした。

しばらくは「なんで・・・?」という気持ちにはなりましたが、親との距離感や家庭の事情は人それぞれだと思い直しました。

それよりも、お金のことを私にちゃんと話してくれたことの方を大事にしようと思えました。

【理由と姿勢】借金の内容と、彼の向き合い方をチェック

私が「立て替える」と決める前に気になったのは、

▪️その借金がどういう経緯でできたのか

▪️彼がそれに対してどう向き合っているか

ということでした。

彼から聞いたのは、「家族間のトラブルが原因」ということ。

詳細な経緯を聞いて、突発的で仕方ないものと思えたし、自分の浪費やギャンブルのような理由じゃないと分かって、少し安心はしました。

でも当時の彼は、利子分だけをなんとか返している状態。

そのままだと元金は減らないし、下手したら何年も払い続けることになる…と思いました。

とはいえ、彼は言い訳をせず、自分の口からちゃんと話してくれたし、

「同棲前に言っておかないと、と思って。」

と素直に伝えてくれたのは、信頼につながる部分でもありました。

借金の“内容”と“姿勢”をちゃんと見ること。

これが、私が立て替えるときにまず気をつけたことです。

【記録と保険】立て替えるときに私がやった小さなリスクヘッジ

借金の理由と彼の姿勢を見て、「じゃあ、立て替えてもいいかな」と思えた私ですが、それでも何も考えずにポンと渡したわけではありません。

私は彼に対して常々言っています。

「稼いだら利子付きで返してね。」

と。笑

月々いくら返して、という約束はあえてしていません。

そのときの収入や状況によって変わるだろうと思ったし、私の方も「貸したいから貸す」という気持ちだったので、そこはある程度柔軟に考えることにしました。

でも、ちゃんと記録は残したかったので、普段使っている家計簿アプリとは別に、借金返済用としてアプリを登録。彼にもアプリを入れてもらって管理するようにしました。

返してもらったときは、その都度メモして、お互いが見られるようにしました。

そしてこれはちょっとした保険ですが、彼のお父さんの名前と職場を元々聞いていたので、何かあったらそこに連絡しようと決めていました笑

もちろん「逃げられるかも」と思っていたわけではないですが、最悪のパターンも考えてはいました。

【私が決めた】不安になったときの考え方

もともと、彼の方から「貸して」と言われたわけではありません。

私から提案しました。

彼の収入と返済ペースを見ていて、

「これじゃいつまでも終わらない」と思ったし、

将来も一緒に過ごしていくつもりなら、自分の資産がジワジワ減っていくのを見ているような感覚にもなるのが嫌でした。

だから私は、「自分がそうしたいと思ったから貸す」ことに決めました。

時折、いつ全額返してくれるのかな。。と不安になることもありますが、貸すと決めた時の気持ちを思い出すようにしています。

そうすることで、自分で決めたことなんだから、と気長に待とうと思えます。

【まとめ】一番大切だったのは“納得感”

借金は金額の大小よりも、どうしてそうなったのか、そしてそれにどう向き合っているかの方が大事だと思っています。

彼の場合は、理由も明確だったし、嘘をつかずにちゃんと話してくれました。

そして何より、「自分でなんとかしようとしていた姿勢」があったから、私は手を差し伸べようと思えました。

貸したことでモヤモヤすることもゼロではないけど、そのたびに、「自分でそうしようと思って決めたことだしな!」という考えに至っています。

私は「彼の借金を立て替えたことが正しかった」と言いたいわけではありません。

どちらを選ぶにしても、“自分が納得して決められたかどうか”がすごく大切だと思います。

もし今、誰かの借金のことで悩んでいる人がいたら、少しでも考えを整理するきっかけになったら嬉しいです。

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